「オーエムジー(OMG)」は従来の仮想通貨に見られる様々な問題を解消している仮想通貨でもあり、最近注目が集まっています。そのせいか、大きな値上がり局面もありましたが、まだ仮想通貨としての知名度はそれほど大きくはありません。そこでこの記事で、「オーエムジー」の基本情報から特徴・今後の見通しまでを徹底解説しましょう。
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「オーエムジー(OMG)」の基本情報
まずは、「オーエムジー」の基本情報を確認しましょう。
発行開始 | 2017年7月 |
価格(2022年2月16日現在) | 約555円 |
時価総額(2022年2月16日現在) | 約778億円 |
発行上限枚数 | 140,245,398 OMG |
承認方式 | PoA |
時価総額ランキング(2022年2月16日現在) | 106位 |
公式サイト | https://omg.network/ |
「オーエムジー(OMG)」はOMG Networkで使用される仮想通貨
OMG Networkのもともとの名称はOmiseGoといいます。スタートは2017年で、Omiseは日本や東南アジアでオンライン決済を行える企業でした。
オンライン決済というと、クレジットカード決済がありますが、東南アジアでは利用ができない人が多いです。そのような人たちとオンライン決済ができる人たちの間の格差は以前から問題になっていました。
そこで、Omiseは誰もが手軽に金融サービスを利用できるようにとの思いから、OmiseGoを開始したのです。そのOmiseGo(現在のOMG Network)で使えるのが「オーエムジー」という仮想通貨です。
「オーエムジー(OMG)」の開発者は日本人
Omiseの代表は長谷川潤氏という日本人です。この人物が中心になって「オーエムジー」の開発が行われ、現在も進行中。出資元には三井住友銀行やトヨタファイナンシャルサービスなどの日本企業も複数含まれ、日本との関係が深いのが「オーエムジー」です。
「イーサリアム」を基盤に開発された
「オーエムジー」は「イーサリアム」の規格を基盤に開発がされました。「オーエムジー」の開発アドバイザーにも「イーサリアム」の提唱者ヴィタリック・ブテリン氏が名を連ねています。
「オーエムジー(OMG)」の特徴
続いて、「オーエムジー」の特徴をチェックしてみましょう。
利用しやすいOMG Network
「オーエムジー」はOMG Network上で使用ができるのですが、このOMG Network、手数料が安く、送金が速いです。「イーサリアム」のブロックチェーンよりも優れています。特に「イーサリアム」の場合、ガス代という手数料が高騰気味で、利用者の負担増になっています。
一方、OMG Networkでは、決済手数料も安く、処理も高速。処理能力については、アップグレードにより1秒間の取引回数が4,000TPSまで向上。「イーサリアム」の第1世代は10〜15TPSといいますから、いかにOMG Networkの能力が優れているかがわかります。
※TPSは取引記録処理を毎秒何回できるかという指標
クリアリングハウスの利用
仮想通貨の取引所として最近注目されているのが分散型取引所。分散型取引所では、利用者同士が直接取引ができます。これを可能にしているのがスマートコントラクト機能。あらかじめ定めたルールにのっとり契約が自動実行されるようになっています。
分散型取引所では、基軸通貨が利用しているプラットフォームの通貨になります。「イーサリアム」のプラットフォームを利用すれば、基軸通貨は「イーサリアム」。ただ、ここに問題点があって、この場合「イーサリアム」の規格で作られたトークンとの交換は可能ですが、他は難しい。たとえば、「ビットコイン」の規格で作られたトークンとの交換はできないでしょう。
こんな困難を解消してくれるのが「オーエムジー」。「オーエムジー」では、クリアリングハウスという仕組みを開発・利用します。このクリアリングハウスという仕組みによって、分散取引所で「イーサリアム」規格のトークンと「ビットコイン」規格のトークンの交換を可能にしています。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行される予定
現在、「オーエムジー」では、PoA(プルーフ・オブ・オーソリティ)と呼ばれる取引承認方式が採用されています。PoAにもメリットはあるのですが、近々「オーエムジー」ではPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へ移行する予定です。
この移行により、ステーキングができるようになります。ステーキングができるとは、対象の仮想通貨を保有することで、リターンとして仮想通貨をもらえるということ。取引をしなくても保有量が増えるということになりますから、複雑な取引をすることなく資産を増やすことが可能です。
「オーエムジー(OMG)」の今後の見通し
2017年7月の発行開始以来、かなりの価格変動を経験している「オーエムジー」。大きく値を上げた時があったかと思うと、逆に大きく値を下げる展開も見られました。では、今後はどうなるでしょうか。予想してみましょう。
続々と新規取引所に上場
「オーエムジー」を扱う仮想通貨取引所が増えています。2020年7月にはGMOコイン、2021年4月にはコインチェック、同年7月にはビットバンクという流れです。主だった国内大手取引所も次々に名乗りを上げています。世界各国の取引所での取り扱いも増えていくものと思われます。この流れが続けば、「オーエムジー」取引に参加する人も多くなり、価格も上昇していくでしょう。
大企業との連携加速
「オーエムジー」の大企業の連携先も増えています。海外では、マクドナルドやバーガーキングなどで、「オーエムジー」を決済手段として導入しています。
また、特に目を惹く連携先がテザー。テザーはステープルコインですが、ステープルコインとは法定通貨と連動している仮想通貨のこと。テザーは米ドルと連動し、時価総額が最も大きいステープルコインとなっています。ここと連携ができたということは、「オーエムジー」の価値をさらに押し上げることになり、ますます価格上昇への期待も膨らみます。
大手金融機関からの出資がある
「オーエムジー」の出資元には三井住友銀行やトヨタファイナンシャルサービスなどの大手金融機関も含まれます。この事実は「オーエムジー」が実用的で利用価値があるプロジェクトであることを示しています。
今後は価格上昇か
「オーエムジー」には大手金融機関の出資もあり、連携先も増えつつあることから、今後の展開にも期待ができます。取引先上場も続くようですから、価格も順調に上がっていく局面もあるでしょう。
「オーエムジー(OMG)」はどこで購入できる?
日本の仮想通貨取引所で、「オーエムジー」を購入できるのはCoincheck、DMM Bitcoin、GMOコイン、bitbankなど。どこで購入するのも自由ですが、Coincheckは特におすすめです。取り扱い仮想通貨銘柄数が国内最多の17種類になっていて、「オーエムジー」以外の取引もしやすくなっています。サイトやアプリも使いやすいです。
「オーエムジー(OMG)」まとめ
最近の「オーエムジー」の価格推移は550円前後を行き来していますが、一時は2,800円の高値をつけたこともありました。今後の価格がどうなるかはわからないものの、好材料も多く、また高値をつける可能性があります。それだけに、目をつけておきたい仮想通貨です。
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