「ビットコイン」や「イーサリアム」などの仮想通貨についてはご存じの方も多いでしょうが、「ポルカドット」って何?となるかもしれません。そこでこの記事で、「ポルカドット」について徹底解説しますから、今後の仮想通貨取引に活かしてください。
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「ポルカドット」創設の経緯
出典:Polkadot
まずは、「ポルカドット」創設の経緯について見てみましょう。
「ポルカドット」の創設者
「ポルカドット」の開発元はスイスの「Web3 Foundation」で、3人の共同創設者が創設しました。3人とは、Robert Habermeier氏、Dr. Gavin Wood、Peter Czaban氏です。立ち上がりは2020年半ばで、まだ新しい仮想通貨となっています。
「ポルカドット」はどうして創設された?
「ポルカドット」では、Web3.0の世界を目指しています。と言われても、Web3.0とはどんなものかご存じない人も多いでしょうから、Web1.0とWeb2.0を交えて解説します。
- Web1.0:インターネットの初期の段階で、Webページを利用者が閲覧するのみ
- Web2.0:Web1.0を発展させた段階で、双方コミュニケーションが可能に
- Web3.0:さらに発展した段階で、双方コミュニケーションだけでなく、利用者が自分で資産交換、データ販売、料金支払いなどができる
Web1.0と2.0では、特定の企業が個人情報を集め、管理する中央集権型のシステムとなっていました。
一方、Web3.0では、分散型のネットワークが構築され、利用者が自分で様々な取引ができるという非中央集権型のシステムになっています。
これを仮想通貨取引に当てはめてみましょう。Web2.0で「ビットコイン」とほかのアルトコインを両替しようとしたときは、取引所経由です。取引所は中央集権的なシステムで管理・運用されているので、この場合は分散型のネットワークにはなりません。
一方、Web3.0では、個人が複数の異なるブロックチェーン同士を接続でき、資産交換もできます。まさに非中央集権型の分散型ネットワークです。「ポルカドット」はこのWeb3.0の構築を目指して、創設されました。
「ポルカドット」の特徴3つ
「ポルカドット」の特徴を挙げていくとかなり多くの項目ができあがりますが、ここでは主要な3つの特徴に焦点を絞って解説していきます。
アップグレードが簡単
仮想通貨のアップグレードでは、よくハードフォークと呼ばれる手法が使われます。しかし、ハードフォークではアップグレードの時間がかかる上に、ブロックチェーンが分岐するという問題があり。前の仮想通貨と分岐後の仮想通貨とで互換性がなくなってしまいます。
それに対して、「ポルカドット」ではハードフォークという手法は取らず、アップグレードが簡単かつ早く行われるのが特徴。利用者にとっても利用しやすい仮想通貨となっています。
高いセキュリティ性
非中央集権型仮想通貨には「51%攻撃」というリスクがあります。「51%攻撃」とは、仮想通貨のマイニング市場において、特定の個人や団体が51%以上の権利を独占してしまうこと。これにより、不正な取引を承認したり、正当な取引を拒絶したりなどが可能になってしまうのです。
「ポルカドット」では、この「51%攻撃」を含めて、不正な取引をブロックするためのシステムが導入されています。ネットワークの中に「Pooled Security」というセキュリティプログラムが入っているのです。このプログラムが各ブロックチェーンで利用でき、セキュリティ性を高めています。
インターオペラビリティが可能
インターオペラビリティとは、異なるブロックチェーン同士で相互の運用が可能になるシステムのこと。通常、ブロックチェーンには互換性がなく、別々の仮想通貨同士では送金ができません。仮想通貨を交換しようと思ったら、取引所経由としなければいけないのです。
ところが、「ポルカドット」ではインターオペラビリティができ、異なるブロックチェーン同士の連携が可能に。これにより、不必要な手間がなくなり、スムーズな取引ができるようになりましたりました。
「ポルカドット」の将来性
「ポルカドット」は2021年には急騰し、高値が続いていますが、将来性という点でも今後の価格上昇が期待されています。その理由は以下の3つです。
- 300以上ものプロジェクトが進行していること
- ステーキングサービスが行われていること
- パラチェーンが稼働し始めたこと
まずプロジェクトですが、「ポルトドット」関連のものがたくさんあり、現在も進行中。これがポジティブ要因となり、価格上昇のきっかけになるかもしれません。
ステーキングサービスとは、仮想通貨を保有しているだけでリターンを受け取れるというサービス。いくつかの仮想通貨取引所で、「ポルカドット」のステーキングサービスが行われ、高い利率で資産を増やしやすくなっています。これを好材料とみなし、「ポルカドット」の購入者が増え、価格上昇となる可能性もあります。
パラチェーンは並列化された個々のブロックチェーンのことです。「ポルカドット」ではパラチェーンでトランザクションの並行処理を行い、処理速度を上げ、スケーラビリティ問題の解消を目指しています。このパラチェーンが2021年12月18日から稼働を開始し、本格的な「ポルカドット」の運用がスタートしたのです。これも価格上昇につながる好要因です。
「ポルカドット」はどこで購入できる?
これまでの説明で「ポルカドット」に興味を覚えた人もいるでしょうが、購入場所はどこになるでしょうか。4つ購入場所を紹介するので、購入を希望する人はよくチェックしてください。
bitFlyer
まず「ポルカドット」は仮想通貨取引所のbitFlyerで購入できます。bitFlyerでは14種類の仮想通貨を取り扱っていますが、2021年6月29日から「ポルカドット」の扱いを開始しました。1円から購入できるので、手持ちのお金が少ない人でも大丈夫です。売買手数料は無料です。
GMOコイン
GMOコインでも「ポルカドット」を購入できます。こちらはbitFlyerよりも一足早く2021年5月19日から上場され、売買ができるようになりました。やはり手数料は無料で、販売所経由でも「ポルカドット」を購入できます。
ビットポイント
ビットポイントでも「ポルカドット」の購入ができます。ビットポイントでは2021年10月26日から「ポルカドット」の扱いを開始しました。取引手数料は無料で、500円以下から売買できます。アプリも使いやすくなっています。
SBI VCトレード
SBI VCトレードでも「ポルカドット」の購入ができます。SBI VCトレードでは、2021年9月16日から「ポルカドット」の扱いを開始しました。手数料は無料で、100円から取引可能です。レバレッジ取引も100円からできます。
「ポルカドット」まとめ
「ポルカドット」は2020年に上場したばかりの新しい仮想通貨ですが、2021年には急騰しました。今後の見通しについても好材料が多く、価格上昇の期待も高まります。それだけに仮想通貨取引をする人にとってのねらい目の通貨といえるでしょう。
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